核家族化が進み、お年寄りと子供のつながりが減ってきたこと現在。札幌光陽会は保育園と高齢者入居施設・デイサービス等両方を経営している特性を生かし、子供と高齢者の異世代交流の場を作り、相乗効果を生むことを当法人では「幼老統合ケア」と呼んで様々な活動を行っています。
各事業所の行事等に相互に参加することの他に、特別養護老人ホームみどりの丘の中庭に、子どもが遊ぶ遊具を整備して日常的に交流できることが当たり前になることを目標としています。
一般的には、幼老統合ケアは、子供とお年寄り、双方に良い傾向が見られると言われています。
実際に行っていてると、保育士の言うことは聞かない子どもが高齢者の言葉は素直に聞き入れたり、高齢者には素直に甘える姿が見られたりします。
又、高齢者も子どもの前だと意識がしっかりする。又、純粋に子どもの姿を見て、涙を流して喜ぶ(感激するのかもしれません)姿が見られます。お互いに良い刺激を与えているのが伝わってきます。
各ご家庭では失われつつある日常的な世代間交流を実践することにより、相互の理解が深まり、子どもにやさしい社会の実現、一部の認知症高齢者等に対する偏見の是正等に繋がることを期待してこれからも取り組んでまいります。